稼げない男が軽視する「服が与える第一印象」 無難な見た目ではその他大勢で終わるだけだ
欧米の人は服装を重視し、話題にするが、それは、「衣服と思想は深く結ばれている」という衣装文化が背景にあるためだ。相手が自分たちと共通認識を持っているか、こちらの目的を理解できる人間なのかといったことも「服装から読み取る」という文化が、今も継承されている。特に、5つ星や6つ星のホテルでは、レストランにもドレスコードがある。「その場にふさわしい装いができる」とは、教養のひとつなのだ。
そこで、まずI氏のために用意したのは、スマートカジュアルといわれるジャケパンスタイル。「スーツ界のメルセデス・ベンツ」といわれる「ブリオーニ」の濃紺のニットジャケットに、ストレッチの効いたライトグレーのパンツを選んだ。
「その道のプロ」としてふさわしい服
靴は柔らかいスエードのローファー。これで、飛行機のアッパークラスでの移動でも、高級ホテルのレストランやラウンジでもくつろいで過ごせるような、カジュアルでもきちんとした印象になる。スーツを脱いでカジュアルダウンをした時こそ、素材の持つ上質感が装いの「品格」につながり、同時に「立場」を語る。
服選びの間違いによって、自らの価値を貶めてしまう可能性は誰にでもある。だからこそ、身なりを整え、自らの「市場価値」と「存在意義」を示すのはビジネスパーソンとしての基本なのだ。
服飾戦略によって考え抜かれた装いとは、「その道のプロフェッショナルであること」を胸に刻みつけ、高いパフォーマンスを出すための心強い味方なのである。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら