稼げない男が軽視する「服が与える第一印象」 無難な見た目ではその他大勢で終わるだけだ
「あなたの職業はコンサルタントですよね。つまり、あなたのアドバイスと問題解決力で、クライアントの会社の業績を上げ、売り上げを伸ばす。その本人の外見が『儲かっているように見えない』なんて、言語道断。いくら『コンサルタントとして売れっ子です』といっても、その外見では、信頼されません」
ある時、私が講師を務めるセミナーで聴講者から受けた質問にこう答えた途端、会場にいる男性たちの顔色が変わったことがある。
ビジネスにおける服飾戦略で大切なこと
今、ビジネスパーソンの間では、スタイリストやパーソナルコーディネーターにスタイリングを頼むことが、珍しいことではなくなった。
ただ、彼らの大多数は「相手に好印象を与える」というあやふやな基準で服を選んでしまっている。これまで40年近くファッション・プロデューサーとして多くのブランドを立ち上げ、また、個人のブランディングを数多く手掛けてきた私から見ると、ビジネスにおける服飾戦略で何より大切なのは、いかにして自分の「存在感」を際立たせるかにある。
拙著『「成功している男」の服飾戦略』でも述べているが、一流の男たちほど、その服を身にまとった人物が「一目で何者かがわかる」がいかに大事かを重視している。
コンビニでペットボトルの飲料を選ぶ際、何を基準にしているだろうか? ずらりと並んだ多くの飲料から、ラベルデザインの第一印象で選んでいる人も多いだろう。一方で、並んでいるお茶にラベルが貼られていなかったら、試飲もできず、香りを確かめることもできない状況で、どうやって自分の飲みたいお茶を選べば良いだろうか。
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