ちなみに、「ソロ女」4つのクラスターのそれぞれの全体(20~50代)の構成比は、①昭和:24%、②男前:17%、③欲ばり:30%、④喪失:29%と、③欲ばりソロ女がもっとも高いのですが、30代以下と40代以上とを比較してみると、面白い結果が出ました。
30代以下でもっとも構成比の高かった④喪失ソロ女は、40代以上で半減します。逆に、③欲ばりソロ女は、40代以上でもっとも構成比が高くなり、ほぼ4割を占めます。年代が上がって構成比が増えるということは、1つの仮説として「未婚状態」が継続していると考えられます。
つまり、③欲ばりソロ女が、もっとも結婚せずに(あるいはできない?)、「生涯未婚」と認定される年代である50代に達し、④喪失ソロ女は、「恋愛が面倒だ」などと口では言いながら、ちゃっかり30代までで結婚を決めているパターンが多いことが想像されます。
いかがでしたか?もちろん、ソロ女をたった4つのクラスターに分類してしまうのは無理があります。「結婚しない」ソロ女の大まかな傾向としてご理解いただければと思います。
尚、こちらのクラスターには、「ソロ女」の定義に当てはまらない独身女性や既婚女性は含まれていません。今回、4つのクラスターの特徴を見て、「当てはまるものが1つもない」女性は、むしろ結婚に向いているタイプと言えるでしょう。
当たり前のように結婚していく女性とは、全く価値観や行動意識が異なるソロ女たち。本人も無意識のうちにソロ男に似た行動をしているようです。彼女たちのより詳細な意識や行動については、引き続き調査を行い、この連載で随時ご報告してまいります。
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