「心の免疫力」が高い人が実践する地道な習慣

「自己肯定感」は訓練次第でブレなくなる

自己肯定感の低い人は、「自分は魅力のない人間だ」と思っています。しかし、メークやアクセサリーなしの素顔の写真を比較したところ、自己肯定感の高い人と低い人で外見の魅力に差がないことがあきらかになったという研究結果があるのです。つまり、自己肯定感の低い人も、純粋な顔の造りで見ればとくに劣っているわけではなく、思い込みの場合も多いということです。

それでは、以下に「自己肯定感が低い」人の特徴的な症状を3つ挙げてみましょう。これらに当てはまっていれば、あなたは「自己肯定感が低い」傾向にあるかもしれません。

「自己肯定感が低い」人の特徴的な3つの症状

心が傷つきやすくなる

まず、自己肯定感が低いときの一つ目の症状として、「ささいなことでも傷つきやすくなる」ことが挙げられます。メールの返信がこなかったり、プレゼンで失敗したりしただけで、心のバリアが破られてぐさりと傷を負ってしまうのです。

しかし、自分に自信があるときには、少々いやなことがあってもそれほど傷つきません。多くの研究でもこのことが証明されています。

拒絶されたときの対処のしかたにも差があります。ふたたび拒絶されるのが怖くて、他人とのあいだに距離を置き、自分の世界にこもりがちになってしまうのです。

失敗や挫折にも弱くなり、ふたたび挑戦する勇気がなくなって、自信喪失や無気力にも陥ります。ストレスを引き起こす出来事があったときには、必要以上に深刻に受け止めがちです。自己肯定感の低い人はストレスホルモンであるコルチゾールの血中濃度が高いという結果も出ています。

そしてストレスが高まっている状態ではいつもよりミスや失敗をしやすくなるので、さらに自己評価が低くなるという悪循環に陥ってしまうのです。

ポジティブな情報を受け入れられなくなる

自己肯定感が下がっているときの問題の2つめの症状は、「ポジティブな情報を受け入れられなくなる」ことです。

自分なんかダメだと思っている人は、他人にほめられても素直に信じられません。人にほめられると「自分はそんなんじゃない、ダメな人間なのに!」と感じ、怖くなって逃げてしまいます。そして、知らず知らずのうちにダメ人間をアピールするような行動を取り、その結果として嫌われたせいで「やっぱり自分はダメなんだ」という確信がさらに深まります。

また、楽しむチャンスがあっても、そこに手を伸ばそうとしません。パーティや遊びなどの誘いも「そんな気になれない」と参加を見送ってしまいます。

そのように自分がもっとも必要としているポジティブな情報や体験をわざわざ遠ざけるため、自己評価や気分がよけいに下がり、心の免疫力がますます弱ってしまいます。

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