ドライヤーの正しい使い方を知っていますか 髪を濡れたまま放置するのは御法度
ドライヤーを正しく使えていますか?
寝る前の入浴で頭皮や頭髪にたまった汚れをシャンプーで洗い流す。寝癖の解消を兼ねた起床後すぐの朝シャン。日本人の大多数が1日1回以上は髪を洗っています。それに欠かせないのがドライヤー。就寝前、あるいは通勤・通学の支度を始める前に濡れた髪を乾燥させることです。
私は美容師、ヘアースタイリストとして長年、さまざまな人の頭皮や頭髪に触れ、日々多くの人からヘアケアの習慣について話を聞いています。その中で、「シャンプー後の濡れた髪をドライヤーで乾かすのが面倒で、タオルで拭いた後は自然乾燥に任せている」「ドライヤーは特に何も考えずに使っている」という人が意外に多いという実感があります。
しかし、髪の専門家から見ると、濡れた髪をちゃんと乾かさないのはオススメしません。そして、ドライヤーの正しい使い方も知っておいて損はありません。
髪を濡れたまま放置しておくと髪は外部からダメージを受けやすくなります。髪の毛の表面を覆っているキューティクル(毛小皮)と呼ばれる、薄い細胞の層が膨潤するからです。もっと詳しく言うと、キューティクルは角質したタンパク質がうろこのように重なっているのですが、これが浮いた状態になり、髪の毛の内部のコルテックスと呼ばれる皮質や水分が出て行きやすくなります。
すると髪の毛同士が絡まりやすくなります。クシやブラシが通りにくくなるのもこのためです。結果、切れ毛や枝毛になりやすくなり、髪の内部の水分が自然に乾き始め、髪のパサつきの原因にもなり、髪のつやにも大きく影響してきます。男女ともに容姿にもかかわってくる要素でしょう。
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