41. そのひとつイタリア大使館別荘は1997年まで使用され現在は栃木県が取得し一般公開。歴代大使が「世界一」と称した中禅寺湖の眺めを一望できる
42. 中禅寺湖畔に現存する大使館別荘としてもっとも古い旧英国大使館別荘も2016年7月1日より一般公開されている
「別荘銀座」と呼ばれた大磯
43. 明治20年頃より皇族、政財界人の要人により海浜保養型別荘が造られ、大磯はとくに「別荘銀座」と呼ばれた
44. 大磯では伊藤博文の滄浪閣を中心に、陸奥宗光、大隈重信、原敬など明治の要人たちの別荘建築ラッシュとなった
45. 大磯にはその後、歴代首相8 人が居を構えた
46. 明治期、横浜の金沢も東京近郊の別荘地となり富岡地区に三条実美、井上馨、松方正義ら政治家が別荘を設けた
47. 金沢の野島には明治31年に伊藤博文が茅葺屋根の海浜別荘建築「金沢別邸」を建てた
48. 伊藤博文はそれに先立ち明治20~22年に横須賀市夏島の別荘で大日本帝国憲法の草案(夏島憲法)を作成している
49. 静岡県興津は避寒地として明治~大正期別荘地に発展。最後の元老西園寺公望の別邸・坐漁荘などが建てられた
50. 荻窪は、大正~昭和初期にかけて東京近郊の憧れの別荘地として「西の鎌倉、東の荻窪」と称されていた
51. 別荘を所有するとランニングコストとして、主に住民税、固定資産税、管理費、水道、光熱費が発生する
52. 寒冷地の別荘の場合は雪かき、水道管凍結防止のための水抜き、灯油の給油サービスといった費用も必要となる
53. 一部、別荘等所有税が加算される自治体もある
54. 別荘にテレビを置く場合NHK受信料は家族割が適用
55. 不動産に関する税金面からみると、別荘とセカンドハウスには大きな違いがある
56. 税制上、「別荘」は贅沢品。専ら保養目的で利用し、住民票がなく、月に1 回未満利用のもの
57. セカンドハウスは日々に必要な二番目の住まいという位置づけ。住民票があり、毎月1 日以上居住するもの
58. セカンドハウスには一部税制の軽減措置が適用される
59. 東急電鉄など企業が提供するタイムシェア型別荘は、使用頻度に合わせて利用権を購入する仕組み
60. 2005年に国土交通省が「二地域居住」を提唱
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