しかし、それでも、株価は指標の発表ごとに下がる。
これは、いろんな形で解釈できるが、ひとつは、投資家というのは、刹那的、反射的、思考拒否的、という風に考えられる。彼らは、反応するだけで何も考えない。しかし、他の投資家が何も考えず、反射的に反応するのであれば、自分も反射的に反応するのがベストということになる。
自分の都合だけで考える、資産市場の都合しか考えない、ということと、物事に対して反射的にしか反応しない、ということ、これらにより、資産市場の価格や為替は、全く実体経済とは関係なくなるし、さらに、情報的に言っても、何の情報も反映していない、織り込んでいないものになる。情報の見せられ方、発表される順番により、株価の水準は変化が起こるだろうし、流れも変わる。
つまり、株価の水準は何事も表していないし、毎日の反応自体も、実体や情報とは何の関係もなくなっているのだ。
株価は何の意味もない。それが、19日のFOMCからのレッスンだ。
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