合併など特殊要因で上位入り
増益要因のひとつとして大きいのが買収や合併。大規模な再編劇があれば、当然、売り上げ中心に大きく膨らむ。113位の古河スカイは、今年10月に住友軽金属と合併。世界で戦えるアルミ大手、UACJが誕生する。この住友軽金属の合併分が下期に加わり、売り上げは前期の1837億円から今期が3700億円、来期には5550億円まで拡大する見通しだ。つれて、営業益も前期の53億円から今期158億円、来期230億円まで増えると予想している。
121位の日鉄商事も、今年10月に住金物産と合併を予定。日鉄住金物産となる。もともと年商1兆円規模の同社が、今期は1.5兆円、来期には2兆円規模に膨らみそうだ。このため利益も大きく増えている。なお、合併会社のROEは合併前の企業(存続会社)の自己資本を分母にして計算しているため、大きめに出ている。
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