勢いで辞表を出したら、金銭面で損をする! 退職前に知っておきたい失業給付のからくり

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退職後に慌てないようにしましょう(写真 :黒うさぎ / PIXTA)

1年前の昨年10月、憧れていた大手企業に転職することができたAさん(31歳)。入社当初はやる気に満ちていたAさんでしたが、次第に理想と現実とのギャップに悩み、11カ月でその会社を退職。その後2週間、ゆっくりリフレッシュしたAさんが、会社から送られてきた離職票を片手に次の就職先を探すそうとハローワークに行くと、窓口の担当者から思いもよらぬ一言が……。

「あと半月頑張れば失業給付をもらえたんですけど、あなたの場合は残念ながらもらえないんですよ」

その前の会社を退職した時と同様、失業中は失業給付をもらえると思っていたので、おカネの心配はあまりしていなかったAさん。早くも貯金を大きく切り崩すことになってしまったのでした。

労働者が退職したとき、頼りになる失業給付(雇用保険)。その仕組みを知っているのと知らないとでは、退職後の生活が大きく違ってきます。そこで、今回は退職後、慌てることがないよう、失業給付で絶対に知っておきたいポイントについて解説します。

失業給付を受ける際の注意点

1. 失業給付をもらうためには

このケースからもわかるように、失業給付は、誰でももらえるものとは限りません。会社で雇用保険に加入してさえいれば、いつ辞めてももらえるものかというと、ちょっと違うのです。

失業給付をもらうためには、退職の日以前2年間に、被保険者期間が12カ月以上あることが必要なのです。ただし、解雇など会社側の都合により退職する場合は、要件が緩和されます。具体的には、退職の日以前1年間に、被保険者期間が6カ月以上あればよいことになっています。

ここで重要になるのが、「被保険者期間」の考え方です。これは給与の支払いの基礎となった日数が11日以上ある月を1カ月として考えます。簡単に言うと、時給・日給者の場合は、出勤日に有休を足した日数が11日以上ある月を1カ月としてカウントします。

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