なぜ池袋のハロウィンは“荒れない”のか。その理由について横澤氏は「コスプレイヤーたちの間で自浄作用が働くからだ」と説明する。
第一に、池袋の参加者は騒ぐことを目的としていないのが大きい。コスチュームは、アニメやゲームのキャラクターに扮する本格的なものが主流。一見しただけでも、そのクオリティ、作り込みようには目を見張る。彼らのいちばんのニーズは「せっかくのコスチュームをちゃんと見せたいし、他人の力作を見たい」ということ。加えて10代の参加者も多いことから、イベントは両日とも昼間のみの開催としている。必然的に、泥酔するような事態には陥りにくい。
また横澤氏は、「イベントを存続させたい」というコスプレイヤーの共通認識についても指摘する。「コスプレは、ある意味虐げられてきた歴史がある。オタクと偏見も受けてきた。今は表現活動としてやっと認められてきたところで、コスプレできる貴重な場を失ってしまうような事態は誰も望んでいない。一方で渋谷は、おそらくハロウィンイベントができなくなっても参加者は困らない」(横澤氏)。
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