ハロウィンの何が日本人を夢中にさせるのか 外国人も目を見張る衝撃的な熱狂ぶり

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昨年のハロウィン当日、渋谷は仮装した人たちであふれた

「どうして日本人はこんなにハロウィンで盛り上がっているんですか?」

質問をしてきたのは、台湾からの留学生であるシャ・ギシンさん。現在、日本のジュエリー会社でインターンをしながら立教大学ビジネススクール(RBS)で学んでいる20代女性のシャさんは、100円ショップなどですでに8月からハロウィングッズが販売されていたことにとても驚いたそうだ。

外国人から見た日本人のハロウィン

「夏休みに日本文化について勉強しましたが、 花見や花火大会のように、 短い時間の中で一瞬の感動を楽しむイベント好きの日本人がハロウィンで盛り上がっているのは、 侘び・寂びといった日本人特有の心や美意識も関係しているのでは」

質問に対してそう発言したのは、中国人留学生のテイ・エツさん。現在、日本のオーガニック化粧品会社でインターンをしながらRBSに通う20代女性のテイさんは、インターン先の会社が自社の商品へのこだわりや哲学を強くもっていることに興味をもち、日本の文化という切り口から人気を読み解く。

「日本人は面白い発想があっても自分の本音を言えなかったり、 本当の自分を見せられなかったりする人が多い。ハロウィンはそういう殻を破る場を提供してくれたのではないか」。中国人留学生で20代男性のジョ・ケイさんはこう分析する。

RBSでも、近年アジアを中心とする国々からの留学生が増加し、私が担当している秋学期のマーケティングのクラスにおいても半数が留学生で占められている状況だ。その留学生のほとんどが、日本人がハロウィンに熱狂していることに驚くのとともに、日本市場攻略の秘訣がここに隠されているのでは、と強い興味をもっているようだ。

日本に滞在する外国人から見ると、昨年の渋谷センター街などでのパレードの異常な盛り上がりや、夏場からハロウィングッズが販売されていることはかなり衝撃的なようだ。米国、シンガポール、香港に居住した経験を持つ私から見て、日本版ハロウィンは主に3つの点で特徴的である。

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