脱・社畜レッスン「急な残業依頼、どう断る?」 人間関係を円滑にする「大人の言い方」
MBA漫画家のかんべみのりです。
私は、仕事もプライベートもどん底だったアラサーのある日、人生のやり直しをかけてMBAに挑戦しました。そんな私が学んだ最も大事なことのひとつが「ものの言い方」。そして人生は激変しました。
伝え方の違いで人間関係は円滑になるということを、事例を絡めてご紹介します。
退社直前の残業オファー…引き受ける?断る?
「ちょっとちょっと~、今日中にこのグラフ作ってくんない?」
今日は仕事が早く終わりそうだからと夜の食事会の予定を入れていたら、退社15分前に上司からの残業オファー。
よくある光景ですね。
「もしかしたら今日の食事会は、相手の男性から愛の告白を受ける日かもしれないのに……。そしてこの人こそが、自分の人生の伴侶となるかもしれないのに……」
相手に「仕事で遅れる」と連絡して引き受けるべきだろうか……いや、ここで残業を断ったら無能なやつだと思われるかも……もっと調整が難しい予定が入ったときのために貸しを作っておくべきか……などなど、意志決定までの数秒に、さまざまな邪心が渦巻きます。
しかし、いくら上司の頼みでも、絶対に後ろに延ばせないという状況もあります。少しくらいの遅れならまだ挽回可能ですが、そういうときに限ってトラブルで30分、1時間はすぐに延長してしまうもの……。保育園にお迎えに行かなければならない子育て中の社員、パートナーの誕生日、空港直行で飛行機に乗る場合などなどを考えると、上手に断る方法を知っておく必要もあります。
でも、どうやって?
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