ゆとり世代は、転職ブームに乗らない? 「3年で辞める若者」は復活するか

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ポテンシャル採用再開に、若手社員は…

そんなポテンシャル採用はリーマンショック以降、壊滅的に減りました。通常の新卒採用とキャリア採用で十分だったからです。ところがアベノミクスで景気が徐々に回復基調になると、ポテンシャル採用を再開する企業が増えてきました。企業の人事部に取材すると、

「若手社員の人材不足に陥って、ポテンシャル採用を再開しました」

と採用背景を教えてくれます。新卒採用は景気が多少悪くなっても減らさない企業が多い中で、ポテンシャル採用は景気連動で、採用数が大幅に変わります。それだけ、景気回復が確実になってきたことを示しているのでしょう。

求人サイトを見ると、ポテンシャル採用という言葉をよく見かけます。金融機関や総合商社、メーカーなど人気の大企業の社名がずらりと並んでいます。そんな魅力的な求人は2年前にはお目にかかれませんでした。では、若手社員はキャリアを見出すチャンスととらえて転職を考えるのか、保守的な終身雇用の発想は変わるのでしょうか? そこで、当方が仕事や取材で接する若手社員たちに

「再開したポテンシャル採用の求人に対して関心があるか?」

を聞いてみると、想定以上に保守的な回答が返ってきました。まさに、石橋をたたいて渡るがごとく慎重な発想。

「同世代の仲間同士で情報交換くらいはやりますが、転職活動までは……」

最近の若手社員は同世代をライバルでなく、仲間と考える傾向があります。ゆえに自分のキャリア選びでも

《自分だけ仲間を出し抜いて、いい転職を実現したいと考えたりはしない》

若者は助け合いの精神を忘れません。まるで護送船団方式のごとく、足並みを乱したりはしません。

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