国内”勝ち組”の日立、次は世界に挑む

世界のインフラ市場を目指すが、そのハードルは高い

苦境にあえぐ日本の電機業界で、今や勝ち組の筆頭となった日立製作所。リストラや構造改革に追われるシャープやパナソニックを横目に、さらなる高みを目指して動き出した。

「欧米企業に一周遅れでも追いつく」。5月中旬の経営方針説明会で、中西宏明社長はグローバル企業への脱皮をあらためて宣言。2015年度に営業利益率7%を超えるという目標を打ち出した。

日本の電機メーカーにとって営業利益率5%は大きな壁だ。好調・日立も超えられないでいる。しかし、営業利益率10%台をたたき出す米ゼネラル・エレクトリック(GE)や独シーメンスをライバル視する中西社長にとって、7%は彼らに挑戦するための最低ラインなのだ。

もう一つ、国内では相対的に好業績であるため、日立社内の危機感は一時に比べ薄れている。国内水準で安住しないためにも、目線を引き上げる必要がある。

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