広島の圧倒的強さをつくった「チームの結束」 「レジェンド」黒田は日本一で引退できるか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

前回、広島が日本シリーズに進出した1991年に監督を務めていた山本浩二氏はこう話す。

赤一色に染まる広島、地の利を活かせるか

「はっきり言って、一方的な展開にはならない。クライマックスシリーズを通じて、総合力が高くて勝つための引き出しも多いチームだと改めて感じた。1、2戦目がロースコアの戦いになるとしても、ジョンソン、野村の先発に加えて、救援陣にも安定感がある。自分たちの戦いができれば互角以上に戦える」

山本氏は地の利も強調する。「広島の赤一色に染まる球場が、どんな展開でも後押ししてくれる。終盤に何かが起きる雰囲気を作ってくれている」。日本シリーズはその広島から、スタートを切ることができる。今年、本拠地では51勝20敗1分け。勝率7割超えを果たした球団は12球団の中で広島だけだ。

最後に日本一になったのは1984年。32年間、広島は待ち続けている。最高のフィナーレを届けることができるのか――。レジェンド黒田の引退、そして相手には、規格外の二刀流選手、大谷翔平が立ちはだかる。舞台も役者も完璧に揃った。後は、幕が開くのを待つばかりだ。

倉橋 憲史 スポーツニッポン記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

くらはし かずふみ

くらはし かずふみ スポーツニッポン記者

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事