毎年520万円の不労所得が20年間保証
あるミニソーラー業者の見積書には、こう書かれている。ソーラー発電のセットで3000万円の投資をすると、100kWのソーラー大家になって不労所得の生活が待っている。年間で600万円以上の売電収入がある。東京電力が20年間の支払いを約束してくれる法案が2011年に国会を通ったからである。
このコストの中にはソーラーパネルからパワーコンディショナー、架台、設置費用、電力会社への負担金も含まれている。土地の賃料、メンテナンスが合わせて年間60万円、そして万が一のすべてのリスクに対応した保険料を年間20万円支払うと、経費が80万円位は必要になる。
売電収入が600万円で経費が80万円だからネットの利益は520万円となる。3000万円の投資に対して520万円の収入だから、投資の回収は6年以下でできることになる。しばらく前までは回収には10年かかると言っていたが、最近は過当競争の結果、安く上がるようになった。
もし今年中に申請を終わって売電が確定したら、2013年末には青色申告のソーラー大家さんとなり、一括償却も特例で可能になる。そうなれば、あなたのもとには、来年の1月からは毎月の不労所得が毎月43万円ずつ入ってくることになる。
使い道のない土地を抱えて管理費と固定資産税だけを払っている方に朗報だと、あえて大袈裟に紹介したい。これまで株式投資やファンドに投資した人は元本割れで失敗の連続だと思われる。
その点、太陽光なら自然の恵みだから元本割れはないし、ただで手に入る。しかもクリーンエネルギーで社会貢献しているような気にもなるから悪くない。規模は100kWで計画したい(むろん10kWでもよいが、将来の収入を考えると余り少ないとありがたみがないからだ)。
使い道のない荒れ地でも、陽の光さえ注いでくれたらいいわけだから、私がまず初めに目をつけたのが東日本大震災直後の福島県の30キロメートル圏内の土地利用であった。日本は一極集中で何もかもが東京に集まったが、地方都市は過疎化が進み日当たりのよい土地はいくらでもある。
メガソーラーの場合はまとまった土地が必要だが、ミニソーラーのケースは自宅の庭でも隣の空き地でもどこでも可能である。農家の跡取りがいなくて脱農しなければならない素封家は全国にいくらでもいるし、Uターンしてくれない息子夫婦や核家族にとって、故郷の土地の有効活用は頭痛の種だったが、ソーラー発電を設置すれば里帰りをするのも楽しみになってくる。故郷の親父もおふくろもかわいい孫が田舎に遊びに来てくれるから、楽しい老後が待っていることになる。金利がちっともつかない貯金をするよりも、よほど国家に貢献できるというものである。
次回は、もう少し具体的に見てみよう。ぜひお楽しみに。
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