9月16日、日米VCカンファレンス「Moment2016」が経済産業省の主催で開催されました。昨年、安倍晋三首相がシリコンバレー訪問で発表した「シリコンバレーと日本の架け橋」プロジェクトの一環で、日米ベンチャーのキーパーソンをつなぐことを目的としています。
米国シリコンバレーから、投資家ランキングで常にトップクラスのベンチャーキャピタルの中心人物10人が来日し、それぞれの投資スタイルやこれからの取り組みを講演。日本からは、日本ベンチャーキャピタル協会会長の仮屋薗聡一氏はじめ主要なVCの幹部、大企業の新事業担当役員、起業家などが参加しました。ベンチャー関連のイベントで、シリコンバレーから10人ものビッグネームが一度に来日するのは初めてで、会場は大いに盛り上がりました。
米国の最新動向と一流VCの流儀
アマゾン、グーグル、ツイッター、ウーバーの共通点は何か。ビジネスの内容はそれぞれですが、同じベンチャーキャピタルから創業まもなく投資を受けています。クライナー・パーキンス・コ―フィールド・バイヤーズ(KPCB)は、これらの名だたる企業を早くから見出し、資金と共に経営人材や取引先の紹介などで、その成長促進に貢献してきたベンチャーキャピタルです。総勢60名の企業で、これまでの投資運用総額は8500億円、現在2700億円のファンドを運用しています。投資先はバイオ、デジタルヘルス、セキュリティ、ソーシャルメディア、Eコマースなど多様。
今回、来日したEric Feng氏はKPCBの中で、ベンチャー投資を担当するパートナー(日本の会社で言うと役員)で、動画配信サービスのフールーをグローバル展開した人物です。
彼は、テクノロジーの進化により、消費者向けサービスの分野では、あらゆるものが安く、早く開発できるようになったと語ります。
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