同業他社で年収の背景を探ろう
151~198位には、キヤノン、三菱電機、ホンダなどの大型加工メーカーと、カルビー、キッコーマン、小林製薬など小粒ながらユニークな消費財メーカーとが共存している。
ホンダは採用ベースと同じ、本田技研工業、本田技術研究所、ホンダエンジニアリング、ホンダアクセスの合算で現業も含むが、本田技研の現業職は、現在は期間従業員(契約社員、年収算出には含まれない)が担当しているので、現業者の割合は低いとみられる。
一方、単独従業員数3万9000人弱中、1万5000人以上が現業職という回答内容のデンソーは、768万円という額面よりもホワイトカラーの年収はぐっと多いはずだ。
東宝、東映の2社が100位内に入る一方で、映画大手3社中唯一700万円台、187位にとどまったのが松竹。過去の業績や不動産活用を含めた財務の悪化が積み重なった結果ではあるが、それでも他業界に比べれば高水準だ。新装オープンした歌舞伎座の盛況と、隣接する新オフィスビルの家賃収入とで事業の厚みが増し、さらなる年収増にも期待がかかる。
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