DeNAの母がつかんだ、時短"一流の作法"

結局、本当に有効な「サバイバル術」は……

そして何より、「何が起こっても、人から何を言われても、動じないと心に決めたこと」で、俄然、快適に時短勤務ができるようになったと言う。

「結局、仕事が楽しめるかどうかは、自分の気の持ちようなのかもしれない。業務量にしても人に調整してもらうのではなく、自分で上司に割り振りの相談をしたり、仕事のやり方を変えるなり、スキルアップして仕事の速度を速めるなり、工夫すればいいのだと思いましたね」

環境は与えられるものではなく、自分が作ると悟った加古さんは、今後は、メンバーがいる環境で、会社の売り上げを作っていくサービスの推進がしたいと言う。管理職へのステップアップを志向しているようだ。

加古さんの話を聞いていると、「加古さんならできるだろうな」と、思えてくる。天性の人柄のよさに加えて、一生懸命さが伝わってくるからだ。誰だって、一生懸命な人は応援したくなる。

加古さんを見ていると、本当に有効な「ワーキングマザー・サバイバル戦略」とは、あれこれ技巧を凝らすことではなく、結局、熱意だとか、誠意だとか、モチベーションだとか、いたってプリミティブで素朴なことに帰着してしまうのかなと感じずにはいられない。

(撮影:梅谷秀司)

 

キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • 内田衛の日々是投資
  • ルポ「ホームレス」
  • ほしいのは「つかれない家族」
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
好業績の裏で検査不正<br>スズキ「鈴木修経営」の光と影

5月10日の決算会見に登壇し完成検査の不正を詫びたスズキの鈴木修会長。不正は組織的・構造的な問題か、現場への目配り不足によるのか。長年にわたるカリスマ経営の副作用を指摘せざるをえない同社のガバナンス体制を詳解する。