宇宙戦艦ヤマト、新作の見所は? 庵野秀明氏も絶賛

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
拡大
縮小

「宇宙戦艦ヤマト」が32年ぶりにテレビの世界に帰ってきた。4月7日からMBS系列で放映されている「宇宙戦艦ヤマト2199」である。

ヤマトには過去、何度も“だまされて”きた。1977年公開の劇場版『宇宙戦艦ヤマト』では、ヤマトがイスカンダルにたどり着いたら、テレビ版では生きていたはずのスターシャがなぜか死んでいた。劇場版がテレビ放映された際、「スターシャは死んでいるんだぜ」と中学校のクラスの友人に吹聴したら、なぜかそのシーンが差し替えられて、やっぱり生きていたので、友人からうそつき呼ばわりされた。

1978年夏に公開された『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』では、多くの乗組員たちが死んでしまうラストシーンに号泣した。だが、その年の秋に放映が始まったテレビシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2」では、死ぬはずの登場人物がぴんぴんしていて、「あのときの涙を返せ」と思ってしまった。

何度もリメイクされてきたヤマト

2009年に『宇宙戦艦ヤマト復活篇』が公開されたときは、久しぶりにテンションが上がった。エンディングに「第一部完」と大写しされたので、「こりゃ第二部があるのか」と思っていたが、今のところ公開はされていない。

その後、2010年公開の実写版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は面白いか面白くないかと友人と大激論(私は面白い派)の末、「ヤマト2199」という企画を耳にしたときには、正直、もうおなかいっぱいという感じがした。当初耳にした情報では、最新CGでヤマトが動き、キャラクターが現代風にアレンジされているといっても、ストーリーがオリジナルと同じなら、作ってもあまり意味がないと感じたのである。

次ページ今までとは違う!
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT