デキないオトコの「やってはいけない」読書術 デキるひとの秘密は「読後の行動」にあった

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読書は学びの手段のひとつであり、脳内の情報処理が活発に行えるかがポイントになります。脳内の情報処理は3ステップで表現されますが、今回は一つひとつのステップでDFDNオトコとデキるひとの読書のお作法を比較分析してみます。

1.インプット:情報入力~本の読み方

2.プロセッシング:情報処理~読んだ本や情報の整理

3.アウトプット:処理結果出力~読書後の行動や成果物

まずはインプット。本の読み方です。どんな本を読んだかは重要ではなく、どう読んだかがこのステップのポイントです。

受験勉強読みか、ネタ探し読みか

実はDFDNオトコは何を読んだか~本のタイトルではなく、どう読んだか~ページで簡単に見分ける方法があります。「マーカー」です。内容を理解するため、重要と思った所に蛍光ペンを引くのがDFDNオトコ流インプット。黄色いマーカーで彩られたページを見ると内容を覚えたつもりになりますが、実際脳にインプットされてるわけではない。どこか受験勉強に似ています。

デキるひとたちはマーカーとは違うツールを使っていました。「メモ」です。いつか使ってみたいデータ、考え方、フレーズなど、情報を拾い読みして、メモ帳やスマホアプリ等お気に入りのツールにメモする。デキるひとは本の内容すべてを記憶するより、自分が使いたい情報を拾ってインプットすることを重視していました。ネタ探しみたいな能動的な読み方と言えます。

本に書かれたことを覚えようとするのか、自分に必要な情報を拾ってメモするのか。受験勉強読み派かネタ探し読み派かで、デキるデキないの差が出るようです。

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