ヤクルト山田哲人は2軍でどう鍛えられたか

真中監督が明かす、スター選手の下積み時代

2軍の「2軍という雰囲気」を変えるために取り組んだこととは
ヤクルトスワローズ真中満監督が明かすビジネスと野球の采配における共通点。それに迫る連載企画「真中流マネジメント」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより、東洋経済オンラインでもお届けする。

 

今回は少し切り口を変え、「必ずしも勝つことを第一の目的としない」世界――2軍についてお話ししたいと思います。

2軍にいる選手も、「プロ野球選手」には変わりない

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

私が2軍の監督となって最初に取り組んだことは、「2軍という雰囲気」の刷新です。昔から2軍という場は、言葉を選ばずに言えば、球団内でどこか「子供扱い」されていました。プレーに関して自分なりの主張をすればまわりから「そういうことは1軍で結果を出してから言え」と否定される。それが当たり前の世界だったのです。

私は選手時代から、こうした風潮に違和感を覚えていました。というのも2軍にいる選手も、1軍と同じ「プロ野球選手」には変わりないと考えていたからです。

そのため、自分が2軍の監督になったとき、選手達を邪険に扱うようなことはせず、彼らの意見や気持ちをしっかりと受け止めようと決めました。もちろん、選手にとってただ居心地がいいだけの場所になってはいけませんが、まずは従来の2軍の雰囲気を変えようと考えたのです。

2軍の空気を変えるために取り組んだのは、「こちらからあれこれ教えないようにする」ということです。とくに、ルーキーの選手に教えすぎないよう気をつけました。

次ページ自らの「気づき」を大切に
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • 憧れから一歩前へ! キャンピングカーのある日常
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • ゴルフとおカネの切っても切れない関係
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
地銀 最終局面<br>首相が追い込む崖っぷち

遅々として進まなかった地銀再編。しかし菅義偉首相は明確に踏み込みました。全国の地銀はどう動くのか、現状を徹底取材。今後起こりうる地銀再編を大胆予測。さらにビジネスモデルや行員の働き方にも注目し、地銀が生き残る道について探りました。

東洋経済education×ICT