“女性の人生”を考える映画4選、夫婦愛に格差社会、PMSや余命宣告……自分を後回しにしがちな令和の女性を前向きにしてくれる作品を紹介

左:『パスト ライブス/再会』Copyright 2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved.(写真:ハピネット・メディアマーケティング)中央左:『あのこは貴族』©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会(写真:バンダイナムコフィルムワークス)中央右:『夜明けのすべて』©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会(写真:バンダイナムコフィルムワークス)右:『フェアウェル』© 2019 BIG BEACH, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.(写真:インターフィルム)
仕事や家事・育児・介護等に追われ、自分のことは後回しにしがちな令和の女性たち。そんな彼女たちを応援すべく、観れば前向きな気持ちになれて、有益な気づきを与えてくれる映画をセレクトしてみた。全て動画配信サービスで配信中(5月26日時点)の作品なので、気になる作品は今すぐチェックを。
「初恋」と「夫婦愛」、どちらがより尊いのか?
最初に紹介するのは、『パスト ライブス/再会』(2023)。ソウルに住む12歳の少女ノラは、同級生のへソンと相思相愛だったが、ノラがカナダに移住することになり、2人は離ればなれに。12年後、ノラはさらにニューヨークに移住し、駆け出しの劇作家としてのキャリアを模索していた。そんな時、2人はFacebookを介して12年ぶりに(画面越しではあるが)再会する。

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ヘソンは現在もソウルの実家で暮らしており、兵役を終えて大学に復学、工学を専攻していた。2人はSkypeで通話を重ね、互いへの想いを募らせる。
しかしノラは、劇作家として更なる高みを目指しているはずなのに“気がつくとソウル行きの航空券を検索してばかりいる”自分に対して違和感を覚え、ヘソンに「しばらく連絡を取るのを止めよう」と宣告する。
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