南相馬市への連絡を怠った東京電力

協定非締結理由に、停電事故後13時間以上も情報伝えず

東電の対応に批判が相次いだ(写真は原子力規制委員会・特定原子力施設監視・評価検討会)

東京電力・福島第一原子力発電所で3月18日に起きた大規模停電事故に際し、東電が福島県南相馬市への通報連絡をしていなかったことがわかった。

緊急事態には当たらないと判断した南相馬市

東電は「通報連絡に関する協定書」を結んでいた福島県や県内の12市町村に、事故発生から40分後の午後7時37分に、原子力災害対策特別措置法第25条に基づいて「所内電源の一部停止、炉注水・MP(モニタリングポスト)異常なし」との通報連絡をした。反面、「東電への不信感」などを理由に協定書を結んでいなかった南相馬市には、13時間以上も事故情報を連絡しなかった。

南相馬市は県からのメールやテレビ番組などで情報を収集する一方、4号機の使用済み燃料プールなど重要設備が停止していたにもかかわらず、県からの連絡内容によって「緊急を要する事態ではない」(危機管理課)と判断。担当職員は当日夜に退庁していた。

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