徳洲会と反社会的勢力との関係を懸念する声も上がっている。徳洲会は2月、虎雄氏の側近だった能宗克行氏をグループ統括会社、一般社団法人徳洲会の専務理事から解任、一般社員としても懲戒解雇した。能宗氏は生駒市の病院運営について当初の交渉担責任者で、11年に発覚した宇和島徳洲会病院での生体腎移植をめぐる臓器売買事件で徳洲会グループの役員が暴力団との関係が指摘された事件でも説明役を務めていた。
この事件を受け生駒市議会では、暴力団と関係のある人物がいる医療法人は病院の指定管理者として不適切であるとして、徳洲会を指定管理者から外す動きもあった。が、山下市長はこの際、生駒警察署に暴力団と医療法人徳洲会の役員73名について照会。その結果、「該当者なし」との回答を受け、そのような事実なかったとして不問にしていた。
しかし、今回能宗氏の解雇理由は「反社会的勢力に属する者」と協力関係があったこと。つまり、徳洲会自らが暴力団との関係があったことを認めたことになるのだ。能宗氏はこの件について、「暴力団との関係はもともと理事長が呼びこんだもの」と反論している。
一方、生駒市議会では議員から山下市長に対して「警察の照会結果と能宗氏解任理由は矛盾している」との質問があった。だが、山下市長は「報道が事実かどうか私には知るすべがない」と答弁。「(指定管理者である)医療法人徳洲会の理事について、能宗氏は解任ではなく、退任と聞いている。少なくとも理事であったときは暴力団との関係ないという返事を警察からいただいている」として、手続き上何ら問題がないことを強調している。
この記事は有料会員限定です
残り 1484文字

