――グローバルヘルスの新薬開発に関して、日本にはGHITファンド(公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金)があります。
GHITファンドは、ゲイツ財団と日本の大手製薬企業、日本政府の共同出資によって設立されたファンドですが、日本の医薬品に関する知財を世界に役立てるのがミッションです。医薬品の研究開発から、患者のアクセス、デリバリー(デリバリーの実務はADP(新規医療技術のアクセスと提供に関するパートナーシップ)が実施)までを兼ね備えた組織は世界にも例がありません。日本政府に先見の明があったと思います。
GHITファンドでは結核、マラリア、NTDsの医療技術開発に力を入れていて、貧困エリアに広がっている疾病治療薬開発への支援を行っています。資金面、医療面でのパートナーシップを強めて社会の役に立っています。同様の仕組みを他国に複数作るというよりは、GHITのパートナーを増やしていくことが重要だと考えます。
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