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「奴はできる」と評価される人の"言葉の選択" 「アピールする内容」を間違っていませんか?

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  • 清水 久三子 アンド・クリエイト代表取締役社長・人材育成コンサルタント
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冒頭にも述べましたが、現在はリストラや会社や部門の統廃合など、キャリアを左右する大きな波がいつ襲ってくるかわからない状況です。いざというときに、自分や部門の成果を形にして見せられるかどうかは、存続に大いにかかわってきます。自分の存在意義を示す意味でもビフォー・アフターはとても効果的ですし、自信にもつながります。

ノウハウを形式知化して成果にする

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そうは言っても、なかなか具体的な成果につながりにくい仕事も、実際にはあります。たとえばオペレーション業務などです。そのような場合におすすめなのは、仕事を通じて得られたノウハウをマニュアルや他の人に教える研修テキストとしてまとめるなど、「形式知化すること」です。

単に粛々と業務をこなすのではなく、定形化したり、フォーマットを作成したり、手順や注意点を辞書としてまとめたりすることも、大きな成果なのです。

冒頭に紹介したコンサルティング会社のナレッジシェアも、ただ報告しておしまいではなく、他のプロジェクトでも使える形にして残す。これも成果のひとつとして認められていました。

特に初めての仕事にはトライアンドエラーもつきものです。多くの人が同じ失敗を繰り返すのを避け、最速で業務ができるように得られたノウハウをまとめておくことは、組織としての貴重な成果なのです。

私は、いろいろな人に「どうしてそんなに本を書けるのか」とよく聞かれるのですが、今までやった仕事で得られたスキルを都度、形式知化してきたからだと思っています。そう言うと大体「自分には人の役に立つようなスキルは身に付いていない」と言われますが、そんなことはないと思います。

仕事は、変化の速度も速く、専門化や高度化がどんどん進んでいます。自分が得たスキルを過小評価しないでください。「自分にはそんな大したものはない」などと諦めずに見つけ出しましょう。絶対に見つかりますし、見えるようにしたものは今後の自分を助けてくれるものになります。

自分の成果を人に見える形にして伝えることは自慢ではありません。自分が出した成果は、キャリアの次の扉を開き、未来の自分を助けてくれます。自信を持って、考えてみてくださいね。

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