ワイン選びに自信がない人に教えたい超基本 この6品種を押さえておけば、何とかなる

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この一択です。

味覚の鋭さのアピールタイムではありません。

あとからお客さんに「味がおかしい」などとクレームをつけられないための、決まりきった儀式のようなものなのです。

ひどいブショネにあたったら、逆にラッキー?

コルクにカビが生えて臭い状態を「ブショネ」といいます。もしも、ちょっとおかしいな……と思ったら「このワインって、こんな味ですか」と恐る恐る聞いてみてもいいかもしれません。

『図解 ワイン一年生』(サンクチュアリ出版)。画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

ただ、筆者も今まで何千本、何万本というワインを抜栓していますが、ブショネだと感じたことはありませんし、「ブショネだ!」と指摘されたこともありません。

もしも顔をしかめたくなるようなひどいブショネにあたったら、逆にラッキー(?)かも。ソムリエと接するときに、身構えるためか、あえてそっけない態度を取るお客さんは多いです。

お客さんに楽しく飲んでもらいたいと願うソムリエからすると、ちょっとさびしいことです。一言「おいしいね」「さっぱりしてる」などと添えていただけるだけでも、雰囲気がなごやかになります。ソムリエもそのワインをおすすめした理由や、ちょっとしたウンチクなんかも語りやすくなります。ソムリエも内心ドキドキしているものなのですから。

小久保 尊 日本ソムリエ協会認定ソムリエ

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こくぼ たける / Takeru Kokubo

1983年、千葉県船橋市生まれ。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。「ワインと肉 COQ DINER」のオーナーソムリエ兼シェフ。大学在学中から船橋市内の某有名飲食店で経験を積んだのち、2011年9月に「ワインと肉 COQ DINER」を、翌年10月には2号店となる「立吞み 燻製 COQ DINER 離-HANARE-」を船橋にオープン。日本一の庶民派ソムリエとして語る、ワイン案内の“ハードルの低さ”に定評がある。

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