ポケGO大ヒットの裏で進む「もう1つの異変」 「インディーゲーム」の凄まじい可能性

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また、インディーゲームの取り組みも年を追うごとに大きくなり、世界的なゲームディベロッパーカンファレンス「GDC(Game Developers Conference)」でもインディーゲームに関する講演は大人気となりました。

このような潮流は日本にも影響を及ぼしており、今年、京都で開催された国内インディーゲームのゲームショー「BitSummit 4th」では、6435人と過去最高の来場者数を記録しています。さらに、この「BitSummit 4th」では、任天堂、SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)、マイクロソフトの大型プラットフォーム会社の3社が参加し、大きな話題となりました。

このようなショーの裏側ではインディーゲーム開発者やインディーゲーム開発会社と大手ゲーム会社によるBtoBなども積極的に行われています。ビジネス面におけるインディーゲームの流れも、さらに加速するでしょう。国内においても「インディーゲーム」に関するショーやビジネスに、大きな期待が寄せられているのです。

世界のインディーゲーム事情

さて、これまでインディーゲームの概要について説明してきました。しかし、世界的な視野でみると「インディーゲーム」という一言で、すべてのインディーゲーム事情を説明するのは難しくなってきました。というのも、近年のインディーゲームの大成功により、その成長の度合いから、各国の市場やインディーゲーム会社の規模も異なってきたからです。

たとえば、日本国内の場合であれば、インディーゲーム開発者・インディーゲーム開発会社の規模は、数名から10人前後です。よくて、50から100人規模の会社の中で、スタートアップチームとして数名がアサインされるというのが一般的です。

これに対し、北米などでは、いきなり30名や100名からスタートするインディーゲーム開発も珍しくありません。これは、世界的に大ヒットした『マインクラフト』などの影響により、投資が集まりやすく、かつ、受け入れやすくなったからです。また、Kickstarterなどのクラウドファンディングサービスが登場したことで、プロの投資家に頼らない、一般のゲームユーザーから投資を受けてゲームを開発することも可能となりました。

投資額も人気のゲームであれば、数億円から10億円規模で投資を受けることに成功しています。近年では、元セガの鈴木裕氏が『シェンムー3』を発表して、約7億8000万円の資金確保に成功しています。

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