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キャリア・教育 #「若き老害」常見陽平が行く サラリーマン今さら解体新書

40代は若者の安全志向と開放性を侮るな 人が育つ環境と心構えとは何か

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  • 常見 陽平 千葉商科大学 准教授、働き方評論家
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北澤:おっしゃるとおりです。非常に公平にやっていく感覚があり驚かされます。

常見:今の若者は楽器がうまいとよくいわれますよね。というのも、ぼくたちがレコードを止めて必死にコピーしていた演奏を、YouTubeで実際の手の動きを見ながら、練習している。ネット上に教科書が落ちているんです。

石川:情報を取り入れることに、いい意味で屈託がないと思います。

これから成長していくために

常見:会場から「今の20代、30代がこれから成長するために、どのような点に気をつければいいのか」との質問をいただきました。

北澤:ぼくは「思い」が強いことが重要だといいたいですね。仕事をバリバリやりたいでもいいですし、家族と過ごしたいでもいいですが、その思いを強く持つことが大切。

それを戦略に落とし込むためには、きちんと現実を見る必要があります。世の中の動きや、人間とはどうあるべきか、しっかり見極める力。思いを高くもち、現実をしっかり見る。乖離しているように見えるかもしれませんが、そのコントラストは統合されていきます。それを若者にはやってほしいですね。

常見:私の答えは、10年以内に「あの人の仕事は面白いよね」と言われるようになってほしい。それは、たくさんお酒を飲んだり、冗談を言ったりするのではなく、本気でないと人は面白いと思ってもらえないんです。どんな人間でも、人が本物かどうか見極める目は非常に鋭いと思うんです。だから、日々が真剣勝負で、あの人は面白いと思われる仕事をしてほしいですね。

話は様々な方向に広がりを見せたが、結局、目の前の仕事はすべてクリエイティブなものになりえて、成長の機会になるということである。そして、若者をバカにしてはいけないし、ミドルはもっとしっかりしなくてはいけない。さあ、今週も目の前のことを一生懸命やろう!

 (写真・構成:山本 ぽてと)

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