テスラ「モデルS」の長距離走行は何が魅力か スーパーカー並みの動力性能を堪能する
テスラ「モデルS 」で尾道、松山を巡る瀬戸内の旅
大阪を起点に尾道、松山を巡る瀬戸内の旅に出かける。相棒はテスラ最新の電気自動車「モデルS 」。いつか訪ねたいと願っていた2つの宿を2泊3日ではしごする計画だ。一路目指すは、瀬戸内の丘の上に建つベラビスタ スパ&マリーナ 尾道。そこには文字通り「美しい眺め(イタリア語の意)」が広がっていた。
東京の青山通りには輸入車のディーラーが多く並ぶ。ポルシェ、BMW、ベントレー、ランボルギーニ、アストンマーティン、そしてテスラと。と、これと同じように大阪・心斎橋にもそれが軒を連ねる。ここも高級車ディーラーの銀座。
そのひとつテスラストア(テスラにディーラーはなく直営店のみ)でクルマを借り出し、関西、瀬戸内圏をドライブする。目的はいま話題の電気自動車の走りをリアルに体感するため。……という名目のもとでのステイ&ドライブ。いつか訪ねたいと願っていた2つの宿を2泊3日ではしごする計画だ。名付けて“テスラ旅”のはじまりである。
クルマはいわゆるイベントやメディア向けの貸出し車両で、今春フェイスリフトした新しい顔つきのもの。これまで大きな口を開けていたグリルがスッキリとなくなっている。考えてみればこれはある意味正しい進化。エンジンルームに大量の空気を取り込む必要のない電気自動車なのだから、もっとデザインは自由でいいはずだ。だが、従来車ではそれがあった。きっとはじめからそれを主張して拒否反応を得るより、自動車としての慣例に則った方が懸命という判断だったのだろう……。