2013年版「大学就職率ランキング」ベスト100 理系強し、薬学部がトップ10を独占

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福井大など北陸地区の就職率が高い

就職率がもっとも高かった中部。その中でも北陸の就職率が高く86・2%。中部のランキングでも北陸の大学が目につく。理系では富山県立大学、福井大、金沢工業大学、福井工業大学、金沢大学など。福井大は全体の就職率が95・8%で、卒業生1000人以上の大学でトップとなっている。

中部に限らず地方の就職率が高いのは、やはり就職への危機感が強いからだろう。地方では地元の就職先は限られ、大都市にある企業への就職も視野に入れなければならない。そのため、就活では距離の面でハンデを背負うことになる。それを大学がどう支援できるかが重要だ。大学によっては、夜行の就活バスを無料で運行、毎日のように企業を招いて説明会を開催するなど、さまざまな取り組みを行っている。

不況が続く中、大学がどう就職支援を行っていくかが就職率に結びつく大きなカギになる。今や就職は個人戦というより団体戦の様相を呈してきている。これからも就職支援の手厚い大学が人気になることは、間違いなさそうだ。

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