そして2008年から2009年に掛けて、コミュニケーションツールの主役は、文字コミュニケーションが中心のツイッター、そしてフェイスブックへと移っていった。
なぜ、セカンドライフは主役になれなかったのか。当初から言われていたことだが、セカンドライフの難点は、高性能なグラフィックチップを積んだハイスペックのパソコンが必要なことだった。だからこそ、細やかなグラフィックを楽しめるわけだが、そこが最初のハードルだった。
この高いハードルを乗り越えてログインした後も、何をすればいいのか、戸惑うユーザーが多かった。セカンドライフは「汎用のMMOG」であり、コミュニケーションにも、ゲームにも、アートにも、ビジネスにも使うことができる。この現実世界さながらの複雑さこそが最大の特長なのだが、いったい何が楽しいのかを一言では表せない。チャットなどのコミュニケーションや情報共有をするだけであれば、SNSのほうがずっと便利だ。結局、幅広い住人を獲得できなかった。
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