きちり、GABAライス使ったおにぎり展開 タニタ食堂に続く提携、収益化には課題も

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

サタケは精米機メーカーとしては業界で圧倒的な強みを誇るが、一般消費者への認知度は低い。GABAライスを広めるために、都市部での店舗展開にノウハウを持つきちりと提携した。

タニタ食堂に次ぐ提携案件だが、収益化に課題も

きちりは自社飲食店の展開で構築した食材配送や事務処理といった業務運営システムを「外食クラウド」として他社に提供している。今回の提携でサタケはGABAライスを提供、「おむすびのGABA」の運営はきちりが受託する。

「おにぎりは日本古来のファストフード。潜在的な市場規模は大きい」と、きちりの平川昌紀社長は意気込む。

きちりにとってこうしたプラットフォーム事業としては12年1月にオープンした「タニタ食堂」に次いで2例目となる。ただ、鳴り物入りで開店した丸の内「タニタ食堂」は話題こそ集めたが、その後一向に多店舗化の動きが見えてこない。

サタケとの提携によるGABAライス使用のおにぎり専門店では、話題を集めるだけではなく、収益モデルを確立することができるのかどうかが注目される。

松浦 大 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

まつうら ひろし / Hiroshi Matsuura

明治大学、同大学院を経て、2009年に入社。記者としてはいろいろ担当して、今はソフトウェアやサイバーセキュリティなどを担当(多分)。編集は『業界地図』がメイン。妻と娘、息子、オウムと暮らす。2020年に育休を約8カ月取った。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事