「天皇の生前退位」知っておきたい基本の基本 「なるほど、そういうことか!」Q&Aで解説
世界には生前退位の例も多い
「天皇陛下が生前に退位する意向を持たれている」との報道を受け、「天皇の生前退位」について、いま世の中の関心が高まっています。
そもそもの問題は、現在の皇室典範に「生前に天皇が退位する」規定がないこと。制度の改正なども含め、これから議論が活発になることでしょう。
それにしても、なぜ天皇は退位できないのでしょうか?
世界に目を向けると、海外の王室では、国王退位のニュースは珍しいことではありません。2013年にはベルギーの「アルベール2世国王」やオランダの「ベアトリックス女王」が、2014年にはスペインの「カルロス1世国王」が生前に退位しています。
では、なぜ日本の天皇は退位できないのか?
現在の天皇陛下は第125代。実は歴史を振り返ると、これまでの天皇の中に、生前に退位した天皇はたくさんいました。日本だけが特別というわけではなかったのです。
今回も、「天皇の退位」についてよく聞かれる質問に答える形で解説していきましょう。



















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