「みんなに好かれたい病」の呪縛から解脱せよ 自分の優先順位をいったん決めてしまう

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自分にとって大事な人を探す

私がようやく「好かれたい病から解脱できたかな?」と思えたのは、37歳くらいの頃でした。ちょうどその頃結婚したことも、大きく影響しているかもしれません。私の場合、恋愛の延長というよりはソウルメイトのような人とパートナーになったので、それ以来「何があっても岡島悦子という人間を信じてくれる人がこの世にいる」という確信を持てるようになったのです。

少し前に当時厚労省の村木厚子さんの冤罪の事件がありましたが、私がもし、あんなふうに何かの疑いをかけられたとしても、夫は必ず「この人はそういうことをする人間じゃない」と言ってくれるに違いない。夫だけでなく、何人かの大切な人は絶対にそう言ってくれると信じられるようになった頃から、だんだんと解脱できてきたのではないかと思います。「好かれたい病」から脱却するには、仕事を頑張るだけでなく、自分にとって大事な人を探すこともひとつの方法かもしれません。

こう申し上げると、結婚という女性にとっての重要な問題が浮上してきます。この問題の厄介なところは、結婚について考え始めると、「仕事と婚活のどちらを優先すればいいの?」とか、「どんな人を結婚相手に選べばいいの?」「子どもはどうするの?」などという悩みが芋づる式に出てきて、収拾がつかなくなること。さらに出産にはタイムリミットがありますから、焦燥感だけが募り、何から考えたらよいのかすらわからなくなってしまうこともあるようです。

ここでいちばん重要なことは、自分の優先順位をいったん決めてしまうことです。悩んでいることに時間を費やしてしまうのが最悪のパターン。しかも、この問題は個々人のパーソナルな価値観に基づく問題なので、同じ悩みを抱える友人同士でいくら相談し合っても、解決にはたどり着きにくいはずです。

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