ドコモ、iPhone5対抗に懸命

販促費かさみ第3四半期は減益に

KDDIやソフトバンクといった競合が、米アップルの人気スマートフォン「アイフォーン5(iPhone5)」を発売した影響などで、11月には契約数が純減になったNTTドコモ。挽回を期す、その苦悩が業績にも反映されている。

NTTドコモは1月30日、12年4~12月期(第3四半期累計)決算を発表した。営業収益は前年同期比6.2%増の3兆3707億円、営業利益は同5.6%減の7021億円と売り上げを増やしながらも減益となった。純利益は前期にあった繰延税金資産の取り崩しの影響で5.5%増の4164億円。ドコモは中間決算時に、競合対策のための販促費用を積み増すとして、すでに通期の減益計画を発表している。

スマホ販売、パケット収入は増加

音声収入は減少傾向が続くが、スマホ販売台数は前年同期比75%増の969万台と順調に拡大した。LTE(次世代高速通信)「クロッシィ」契約も868万件に増加したことで、パケット(データ通信)収入も増加している。一方、中間決算時に加藤薰社長が表明したように、販売代理店への手数料や子会社の関連費用など、費用面が大幅に増加したため、減益となった。

顧客獲得に向けた施策として、同日、都内で決算会見に臨んだ加藤薰社長は「スマホ契約を広げて顧客基盤を構築し、そこにdマーケット(独自サイト)などのサービスを乗せていく」と話した。

次ページファッション通販サイトへ大口出資も
人気記事
トピックボードAD
  • インフレが日本を救う
  • 最新の週刊東洋経済
  • iPhoneの裏技
  • グローバルアイ
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
SONY静かなる再興<br>自動車ビジネスに本腰

「人命にかかわる事業はやらない」という不文律を破り、車載製品に本格参入するソニー。今後3年で1兆円を投資する主軸、得意の画像センサーを自動運転システムに展開する。最高益のその先を支えるカネのなる木となるか、禁断の果実か。