「服装に関する指導」は、絶対この1点を誤るな

歪んだセクハラ対策が優良企業をダメにする

ここまでさまざまなケースを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。主に「グレーゾーン」のケースを扱いましたが、だからこそ最終的には、その人との関係性が大きく影響します。信頼関係ができていれば、多少のことで大きなトラブルに発展することはないでしょう。普段からの人間関係構築の重要性も再認識していただけたらと思います。

「あいまいなケース」ばかりではない

また、どちらとも言えないようなケース以外に、現場では、本当に残酷なハラスメントの場面に遭遇することがあります。

「承認をもらえないと先に進まない書類に、なかなか判を押してもらえなかった」「昇格試験を受けるために必要な推薦を、理由もなく断られた」「理不尽な要求で、何度も何度も書類を突き返された」……。

最初は果敢に取り組んでいた職員も、これが続けば気持ちが弱くなってしまい、パフォーマンスが下がります。最悪、心を病んでしまい、その後の職業生活、ひいては人生に大きなダメージを受けることもあります。まじめな方ほど、自分が悪いという自責の念を強く持ってしまう傾向があります。そして、ハラスメントを受けていることに、その場では気づかないことも多いのです。

ハラスメントは、「大人のいじめ」です。「いじめ」がなくなる職場環境を作るのは、一人ひとりの意識改革と思いやりの心にほかなりません。理不尽な扱いを受けていたり苦しいと感じたら、自分一人で抱え込まず、相談できる場所を見つけて話をし、自分の状況を客観的に判断するようにしてください。

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社会を揺るがした関電首脳らの金品受領問題。本誌は関係者による内部告発文や関電の内部調査報告書などで、「持ちつ持たれつ」の関係に迫った。実態解明は第三者調査委員会に委ねられるが、原発推進への自傷行為となったのは間違いない。