DMMの「帝王」は昔、寝てばかりの若者だった モンストで再起した男と語る仕事、カネ、未来
岡本:ただ見た目に反して、周りの大人には「ちょっと悪いぐらいが大成するんやけんね~」と慰められながら育ちましたね。僕の方は。
亀山:悪かったの?
岡本:悪いと言われることは、大抵やってましたね。
亀山:ゲームとかは?
岡本:実は全く興味なくて。亀山さんの学生時代は?
とにかく寝てばかり、何もしていなかった高校時代
亀山:俺はなんにも考えていなくて、とにかく寝てばっかり。高校卒業後に東京出てきたのも、みんな行っているからという理由だったし。税理士の専門学校に通ってたのも、なんとなく稼げそうだから。でも高校時代何もしていなかったぶん、結構真面目に頑張ってたかな。不良の岡本さんと違って(笑)
岡本:いやいや(笑)。これでも創造社デザイン専門学校時代は、最優秀賞貰えるくらい、ちゃんとやってましたよ。なんでもとことんやらないと気が済まないので、悪いことも勉強も真面目にやる。
亀山:俺も真面目にやってたんだけど、ある日専門学校の先生から「今から税理士やっても儲からないよ」ってアドバイス受けて、その日にやめちゃった。で、バックダンサーやったり居酒屋で深夜まで働いたり。でそのとき、夜中まで仕事しててたまたま六本木駅で始発を待っている時に、知り合ったおばちゃんから露天商の仕事教えてもらって「どうやってやるんすか、教えてください!」って弟子入りして。そんな感じだね。露天商の話は、尾ひれがついて「アヤシイ外国人に弟子入り」みたいな感じになってるけど、「アヤシイおばちゃん」ね。
露天商で人気キャラを描いた皮布のキーホルダーとか売って、それから姉に呼ばれて石川の実家に帰って、雀荘とかバーとかいろいろやりながらレンタルビデオ屋を始めて、今はDMMという会社で、取り仕切り役をやらせてもらっています(笑)