公的年金の運用損益は速やかに公開すべき 「直ちに影響はない」とだけ言うのは姑息だ

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参院選挙の投票日と重なる次の日曜、7月10日は福島競馬場で七夕賞(GⅢ)が行われる。距離2000mのハンデ戦で、馬券的には「荒れる」ことで有名なレースだ。

実は、筆者は3年前のこのレースで、100円だけだが、三連単31万0070円の馬券を当てた。その週、筆者は東洋経済オンラインでこのレースの予想を書いており、その責任感もあって、講演に出掛ける前に三連単を24点買いして(1〜3着2頭、2〜3着2頭、3着2頭のフォーメーション買い)出掛けたところ、帰宅して大穴が的中したことが分かり、大いに驚いたというのが顛末だった。本欄にかかわることがなければ、このような大穴を的中させることはなかっただろう。ありがたいことだった。

本命はアルバートドックで

ローカル重賞だが、縁起のいいレースなので筆者は馬券を買うつもりだ。

本命は、エプソムカップを程よく負けて(0秒8差、7着。上がり3Fは33.4秒)ハンデを57キロにとどめ、今乗れている戸崎騎手に乗り変わったアルバートドックでいきたい。対抗は、距離の合わなかった前走大敗(天皇賞・春17着)も、小回りコースの中距離では堅実で、今回55キロにとどまったヤマニンボワラクテ。

単穴には、57.5キロが微妙だが本レース勝ちの実績があるマイネルラクリマと、トップハンデ58キロも小倉大賞典でアルバートドックのタイム差無し2着ダコールの共に8歳の古豪を採る。以下、軽量52キロの牝馬ウィンリバティ、福島向きの先行力のあるシャイニープリンスを押さえる。

なお、七夕賞の日は、本欄の来週の執筆者であるかんべえ先生(吉崎達彦氏)が、現地まで「旅打ち」に赴かれるご予定だ。来週は、大当たりの自慢話が聞けるかも知れない!?

山崎 元 経済評論家

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やまざき はじめ / Hajime Yamazaki

1958年札幌市生まれ。東京大学経済学部卒業。経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、株式会社マイベンチマーク代表(投資と投資教育のコンサルティング会社)と複数の肩書を持つ。三菱商事、野村投資信託、住友信託銀行、メリルリンチ証券など計12回の転職経験を生かし、お金の運用、経済一般、転職と自己啓発などの分野で活動中。著書に『超簡単 お金の運用術』(朝日新聞出版)『「投資バカ」につける薬』(講談社)『お金がふえるシンプルな考え方』(ダイヤモンド社)など著書多数。馬券戦略は馬連が基本。【2024年1月5日編集部追記】2024年1月1日、山崎元さんは逝去されました。心から哀悼の意を捧げ、ご冥福をお祈りします。

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