ぐっちーさん「英国はEU離脱で没落しません」

非EUのスイスやノルウェーは没落したのか

むしろこれをほぼフリーで使っている今のEU諸国がこのインフラを使えなくなるデメリットは計り知れず、さらに言えばEU第二の経済大国であるイギリスを失う事は彼らにとっての重要な輸出先を失う事でもあります。

イギリスがEUの中にいるメリットはあまりない

一方のイギリスはEUの代わりにさまざまな国と自由貿易協定をさっさと結んでしまえば、EUから輸入していたものの代わりの供給国は幾らでも見つけることができるでしょう。そうなると、むしろ困窮するのはEU側です。

そもそも論でいうと、イギリスが当時のECへの参加を決断したのは1975年。この時は製造業が経済の中心であったため、自由貿易圏であるECに参加するメリットは計り知れませんでした。

しかし、この2016年、既にそのメリットはそれほどないのです、主要産業は金融などのサービス業に移り、EUにいることで、そういった新しい産業を育成するルール作りも独自にできず、あらゆる決断にEUが介入してくるという不自由さ。さらにはEUに加盟したがために、多くの移民が入ってくるために(EUだけで年間約18万人を超える)、既に社会的インフラストラクチャーがキャパシティーオーバーになってしまっているなど、デメリットは数知れないのです。

例えば、遠藤先生が書いているように、公立小学校には60%もの英語が話せない子供たちがおり、授業が成り立たないという事態が日常的に起きているわけです。

こうした移民は基本的に医療、教育などを保証されており、そのお金は一体だれが出すのか、という根本的な問題に対する答えを今のところだれも、どの国も持っていません。戦争地域からの難民とは訳が違うのです。

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