2012年の日本経済を、競馬と回顧してみよう

凱旋門賞は逃したがノーベル賞はしっかり

日本人の時間感覚は、西欧人のそれとは違って「円」になっているのだそうだ。すなわち、この世に終わりはない。「最後の審判」もない。1年が過ぎると、また新しい1年が始まる。同じ場所を回りつつ、この世は永遠に続くのだ。従って、この国では、「世界の終末を告げるマヤの大予言」特集号に、次号予告が載っていたりする。

競馬人よ、新しい年を迎えるために区切りをつけよう

年の瀬になると、われわれは多大なるコストをかけて1年の区切りをつける。店のツケを払い、大掃除をし、年賀状を書き、買い出しに行く。街には忘年会帰りの酔っ払いが増え、年末ジャンボが売れて、「第九」が流れている。大晦日には「紅白」を見ながら年越しそばを食べる。

何のためか。新しい年を迎えるためである。

思えば「円の時間」という世界観を、最も如実に示しているのが競馬の世界ではないだろうか。有馬記念が終われば1年が過ぎる。そしてまた、年が明ければ中山金杯で1年が始まるのだ(筆者はJRA=日本中央競馬会ひと筋なので、大井競馬場で行われる東京大賞典は買わない)。

間もなく2012年が終わろうとしている。筆者なりに、競馬界今年の10大ニュースを選びつつ、しみじみと行く年を回顧してみたい。まずは10位からカウントダウンして行こう。

次ページまずは10位からカウントダウン
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • インフレが日本を救う
  • 令和の新教養
  • 就職四季報プラスワン
  • 「脱ゆとり世代」のリアル
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
スクープ! 積水ハウス地面師事件<br>「封印された報告書」の全貌

「なぜ積水はだまされたのか」。2年前の地面師グループによる大型詐欺事件。謎を解く同社の内部資料を本誌が独自に入手した。だまされた積水が調査報告書の公開を拒む理由は。取引を承認した役員が現在も要職にある“闇”をいま明かす。