2012年の日本経済を、競馬と回顧してみよう 凱旋門賞は逃したがノーベル賞はしっかり

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10位:東洋経済の新連載「市場深読み劇場」が開始!(11月16日、東洋経済オンライン)

ぐっちーさん、山崎元氏、不肖かんべえの3人による新連載がスタート。東洋経済オンラインの目玉企画として、マーケットの注目度はそこそこ高いようなのだが、推奨馬がまったく当たらない。あまりの不甲斐を見るに見かねて、そろそろ「隣」で連載している小幡績先生(慶応義塾大学准教授、同じく競馬通)が参戦するとの噂も…。とにかく、来年は捲土重来を期す。

9位:リニューアル後、初の高松宮記念はカレンチャンが制す(3月25日、中京競馬場)

中京競馬場が改装されて、「小回り・平坦」から「長い直線と急坂付き」に。過去のデータが通用しない1戦は牝馬カレンチャンが制した。今年の彼女は強かったなあ。

今年は笹子トンネル事故などで「インフラの劣化」に注目が集まった。考えてみれば、首都高速道路だって、完成から約半世紀も経過しているのである。民主党は「コンクリートから人へ」といって、最後は「人からコンクリートへ」になってしまった感もあるが、既存の設備のメンテナンスには投資が必要だ。まあ、JRA(日本中央競馬会)は、それなりのキャッシュがあるからいいんですけどね。

8位:日本ダービーのディープブリランテ勝利で岩田騎手の目に涙(5月27日、東京競馬場)

2強と言われたワールドエースやゴールドシップを押しのけ、青葉賞勝利のフェノーメノも振り切り、ダービー馬となったのは皐月賞3位のディープブリランテ。折り合いに難点があると言われ、騎乗停止中だった岩田騎手が2週間、つきっきりで調教していたという。お陰で人馬一体となった好レースが実現し た。「アッパレ」を差し上げたい。

サクセスストーリーの裏側には、いつもこの手の「ちょっといい話」が隠れている。スポーツの世界はまさにちょっといい話の宝庫だ。それではビジネスの世界はどうか。そういえば中年男の涙を誘ったNHK『プロジェクトX』も終わって久しいよねえ。 

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