1位は凱旋門賞を逃したオルフェーブルに
3位:ゴールドシップ牡馬2冠+有馬記念勝利!(12月23日、中山競馬場)
ディープインパクト産駒が居ない有馬記念では、1着ゴールドシップ、2着オーシャンブルーとステイゴールド産駒がワンツーフィニッシュ。つまりは広い府中はディープ産駒、トリッキーな中山と阪神はステゴ産駒が有利、ということなのだろう。
今年の漢字は「金」。それを素直に解した人は勝てたはず。金の物語は終わった、いや「選」でなければいけない、などと屁理屈をこねた筆者にとっては悔やみきれないレースとなった。
2位:ジェンティルドンナ牝馬三冠+ジャパンカップ勝利!(11月25日、東京競馬場)
昨年の4冠馬オルフェーヴルに体当たりを食らわして、見事ジャパンカップを制したのが3歳牝馬のジェンティルドンナだった。ディープインパクト産駒によるステイゴールド産駒への意趣返しのように感じたのは筆者の被害妄想か。
「強い女たち」は、今年のロンドン五輪でも健在であった。柔道の「野獣」からサッカーの「なでしこ」まで、メダルはいつも女性上位。その女性の力を発揮できていないことこそが、昨今の日本企業不振の一因かもしれない。
1位:オルフェーヴル、凱旋門賞に挑戦も無念の2着(10月7日、ロンシャン競馬場)
深夜放送の眠気に耐え、フジテレビのしつこいCMにも耐えて、『MR.サンデー』を見ていたのに…。トップに立ったオルフェーヴルは、ゴール直前で伏兵の牝馬ソレミアに差されてしまった。世界最強の一角であることは証明したけれども、過去に2回ある2着と同じでは喜びも今一つ。とはいえ、何しろオルフェーヴルがやることだから逆らえない。
レース後の池江泰寿調教師のインタビューが良かったな。世界の壁に挑もうとする日本人の片思いの情熱のようなものを感じさせてくれた。そしてその翌日、日本全体が、今度は山中伸弥教授のノーベル賞受賞に沸いたのであった。
それでは読者諸兄、良いお年を。マーケットでも競馬場でもグッドラック!
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