ビジネスパーソンにとって、論理的な思考はとても大事な能力です。ただ、それだけでは、インパクトのある事業を創造することはできません。
「インパクト志向」については、『インパクト志向』(田中裕輔著)の中で、詳しく説明されている。
いちばん大切なのは、「思考」ではなく「志向」です。「限られた人生の中でどんなインパクトを与えたいか?」――それを考え抜き、世の中のイシュー(重要な問題)を解決することによって、インパクトある事業が生まれるのです。
この連載では、『なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?』『インパクト志向』の著者であり、靴のネット通販を営むロコンドの田中裕輔さんが、 各界で大きなインパクトを与える新世代リーダーと対談します。第2回目は、ライフネット生命の岩瀬大輔副社長です。
この連載では、『なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?』『インパクト志向』の著者であり、靴のネット通販を営むロコンドの田中裕輔さんが、 各界で大きなインパクトを与える新世代リーダーと対談します。第2回目は、ライフネット生命の岩瀬大輔副社長です。
※対談(上)はこちら
田中:ライフネット生命の今後の課題はありますか?
岩瀬:引き続き、信頼と認知度を高めていくことですね。一部の間では認知されていますけど、ほとんどの人はまだ知らないですし、名前を聞いたことはあっても、どういう会社かは知らない。聞いたこともない会社だと、「大丈夫なの?そこ」と言われてしまう。
田中:ビジネスマンには相当、認知度が高いイメージがありますが。
岩瀬:丸の内界隈のビジネスマンには知られていますが、一般的にはまだまだです。「何で創業から5年しか経ってないのに、20年後の約束ができるんですか?」と言われると何とも返答できない。やっぱり信頼って人間関係と一緒で、そんなにすぐつくれるものじゃないし、特効薬がないので、時間をかけてやっていくしかないですね。
何だかんだいって刷り込みの量で決まるみたいなところもあって、皆さん、保険に入るとき、そんなに深く考えないので、CMを見て、やっぱりアフラックかなあとか、ソニー生命かなあとか。なかなか簡単じゃないです、商売は。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ビジネスの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら