岩瀬さん、優等生キャラは疲れませんか(下) みんなと一緒は嫌いです

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田中:社会に「インパクト」を与えているなと感じられる瞬間ってどういうときですか?

岩瀬:競合他社が似たようなことをやってくるとか、大手がちょっと変わってくるとか、そういう時ですかね。結局、僕らがいくら業界を変えようと思ってもニッチなので、やっぱり大きい会社が変わらないと変わらないんですよ。

日本生命のような国内最大手が動くと、インパクトがあったかなと思います。それは僕らは関係ないかもしれないけど、もしかしたら変わるきっかけになったかもしれないと思うと、うれしいですよね。

田中:岩瀬さんが活躍されているのを見て、ぼくも刺激を受けています。これまでは嫉妬が邪魔して、会いにこられませんでしたが(笑)。普段はどういう方と会われているんですか?

岩瀬:最近は、自分より年下と会ってますね。山本憲資(サマリー創業者)とか、山田唯人(マッキンゼーのコンサルタント)とか。

田中:イケメン揃いですね(笑)。それは応援してあげたいみたいな気持ちで?

岩瀬:そうですね。

35歳を超えて変えたこと

田中:岩瀬さんご自身が年下から刺激を得たりもするんですか?

岩瀬:もちろん。あんまり年上の人と会ってもしょうがないかなと。

田中:なんか岩瀬さんは年上の方といろいろ会われて、お話されているイメージがありました。

岩瀬:ある時期から変えたんですよ。梅田望夫さんが50歳過ぎてからだったかな? 自分より年下の人としか会わないって決めたらしいんです。仕事の関係者以外は。それを知って、いいなあと思ってまねしています。

田中:僕なんかはまだ年上の方と会う機会の方が多い気がしますね。岩瀬さんがそう変化したのはいつ頃ですか?

岩瀬:35歳を過ぎたあたりからですかね。

田中:そのあたりを過ぎると、年下からのほうが吸収できるものが増えていくんでしょうか?

岩瀬:いや、楽しいからです。あと気づいたら自然にそうなっていたところもありますね。なんか年下の人たちが向こうからやってきて。

田中:若い起業家たちの兄貴的な存在になられているわけですね。

岩瀬:まあ、ちょっとずつですが。

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