斬新!相手の「恋心」スマホで判別可能に スペインの研究者が判別アプリを開発

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熱を捉えるサーマルカメラを使って、人が恋に落ちているかどうか見分けられる技術を、スペイン・グラナダ大学の研究者が開発した。サーマルカメラで撮影した利き手の画像を見れば一目瞭然だという。この技術を搭載したスマートフォンも発売される。

グラナダ大の実験では、互いに面識のない60人の調査対象者が、パートナーの写真を見つめながら2分間、冷たい水の中に利き手を入れた。そして、その前後に撮った、手のサーマル画像を調べた。

同大学の研究者、アレックス・モリーン氏によれば、パートナーの写真を見ていた女性の手をサーモカメラで見ると、体温の回復が早いことが分かる。友人の写真を見ていた場合と比べ、回復ペースは明らかに違う。

グラナダ大のフランシスコ・トルネー教授(実験心理学)は、感情や興奮の度合いと体温との間には関係があると説明。「体温を調べることで、末梢神経系の変化をとても簡単に発見して測定できる」と語る。

対象者を上半身裸にして行った以前の研究では、嘘をついている時に鼻の体温が変化する「ピノキオ効果」が明らかになった。

搭載機種は6月に発売予定

トルネー教授は「赤外線画像をさらに詳細に分析すれば、ショートビデオで機械学習アルゴリズムを使えるようになる。そして撮影対象者の感情の状態をある程度特定したり、予想したりすることが可能になるだろう」と述べた。

6月には世界初の赤外線サーマルカメラ搭載のスマホ「CAT S60」が、(建設機械会社キャタピラーのモバイル部門から)発売される。これは企業関係者を対象としたものだ。

この次世代機種はいつの日か、愛する人の気持ちから従業員の嘘までを見抜けるようになるかもしれない。一部の人にとっては、ぞっとするに足る話ではある。

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