新登場!「不審ドローン検知アプリ」の実力 あなたもテロ防止に貢献できる

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
写真をクリックすると動画サイト(英語)にジャンプします

テロ攻撃が世界中の関心を集めている中、防衛体制の強化に向けた新手法を模索している安全対策の専門家はいま、あなたの助けを求めている。

無料アプリ「ドローンウォッチャー」をダウンロードすると、あなたは自分が訪れたスタジアムや空港の保安強化に一役買うことができる。このアプリはスマートフォンのWiFi受信機能を活用して無人航空機(UAVs)の無線信号を検知。その情報を保安担当者に自動で送るからだ。

開発主体である英ディテクト・グローバル社の統括マネージャー、エドワード・ザカライセック氏は「このアプリは実にクラウド化されている」と説明。特定の場所に数百人のアプリユーザーがいれば、ドローンだけでなく、そのコントローラーも追跡可能だと語る。

対応OSはアンドロイド。アプリ自体は無料だが、コンサートやスポーツ会場、空港の運営主体から、開発者に利用料が支払われる予定だ。

ドローンの潜在的脅威に

昨年10月にトルコの軍用機はシリア国境近くのトルコ領空で、再三の警告を無視したとして、身元不詳のドローンを撃ち落とした。

また、1年あまり前には、ベオグラードでセルビア対アルバニアの国際サッカー試合があった際、「大アルバニア主義」と書かれた旗を下げたドローンが乱入してセルビア代表の選手に引きずりおろされる騒ぎが起き、ゲームは中止された。

セキュリティーコンサルタント会社、英オーグメンティックのマネージング・ディレクター、マシュー・フィン氏は、「ドローンを操縦でき、自身を特定されないような人物」がサッカースタジアムやショッピングモールなどに紛れ込んだ場合、潜在的な脅威は非常に大きいと指摘。警察当局や治安組織は慎重に対処する必要があると述べている。

ドローンウォッチャーのユーザーが十分な数に達すれば、正しい方向への第一歩が踏み出されることになりそうだ。

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事