週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #プロフェッショナル対談

上を目指すならば「キャラ被り」を回避しよう 自分だけの「型」ができれば強くなる!

9分で読める
  • 塩野 誠 経営共創基盤(IGPI)共同経営者/マネージングディレクター JBIC IG Partners 代表取締役 CIO
2/4 PAGES
3/4 PAGES

塩野:なるほど。ポジショニングの話に戻りますけど、「東大出身」であることを見え隠れさせるのであれば、"ダークな池上彰さん"なんてどうですか。時事ネタをダークに解説していく。トランプが大統領になるかもしれない時代なので、ネタはいくらでもあると思います。

う~ん、賢いこともしたくないというか…

石井:ダークですか……。私、下ネタは好きですけど、ブラックネタはあんまり言わないんですよ。それに賢いこともしたくないというか……。

「東大、マッキンゼーなのにこんなバカなネタやるんだね」っていうところをずっと目指していたんです。高学歴なのに、全然知的じゃないネタをやっている、というところに行きたくて。「東大出て何してんねん!」みたいなことを突っ込んでもらうのがいちばんうれしい。でも、なかなか売れない。ということは世の中の需要はそこにないのかもしれませんが。

以前、韓国の少女時代のコスプレをして、「短足時代」ってネタやっていたんです。それは、もう東大であることを一言も言わないですし、インテリの要素もゼロ。けど、ライブでもドッカンドッカン受けた。すごいファンも増えました。

でも結局、テレビに出られるクオリティではなかった。実は売れていない芸人であっても、みんなめちゃくちゃ面白いんですよ。ネタを見るとそれぞれ面白い。でも、それだけじゃテレビに出られない。「何が足りないんだろう?」って考えたときに、面白いだけじゃなくて、その人にしかできないこと、代替性の低さと、今まで見たことない感じというのが、絶対に必要なんですよね。

塩野:要するに、かぶっていない感ですよね。

大切なのはかぶっていない感

ほかの人と「かぶっていない感」は重要。ビジネスパーソンにもいえることだろう(写真:jagodka / PIXTA)

石井:そうなんです。かぶっていない感です。これが、絶対に必要なんです。テレビに出てネタやるという意味では。短足時代はアイドルのパロディで踊りも入れていたので、「キンタローさんっぽいね」ってすごい言われたんです。だからテレビに出られなかったんだな、と自分では分析しているんです。

ダークな池上彰さん――。テレビに出るためだったら、こういうことをしたらいいぞ、というアドバイスは本当によくわかるんです。でも、やっぱり心がついていかないことはしたくない。私は、だから「中途半端」って言われ続けています。

塩野:純粋にネタで勝負をしたい、ということですよね。だったら東大であることは前面に出さず、ネタそのもので売ったほうがいいかもしれません。後で何年か経って「あの人、実は東大の理系みたいよ」みたいな。

次ページが続きます:
【理想は東大とは無関係でウケること】

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象