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なぜパリの男女は加齢しても「枯れない」のか 話題の「パリマダ」に学ぶ生涯恋愛現役の極意

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センシュアリティは時代とともに変化します。むろん、男性の官能表現として筋肉的パワーを誇示するような時代は終わっています。

一方、いくらテクノロジーが進化しても、人間関係は基本的に性差から始まります。人間としての品性や優しさから「男らしさ」というイメージが導かれる場合、それは「野性と人智のバランス」としてのセンシュアリティ、男のエレガンスとして現れる、と言ってみたいのです。

センシュアルであるための第一の条件は知性であり、そこがセクシュアルと大きく違います。年齢にも左右されません。むしろ、若さの特権であるぴんと張りつめて美しい肌よりも、酸いも甘いも知って皺の刻まれた男の肌から立ち昇る、エスプリの効いた色気こそセンシュアルではないでしょうか。そんな色気とともにある居心地の良さに馴染むことによって、女もまたセンシュアルに成熟しうるのかもしれません。

日本人のセンシュアル度だって負けていない!

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センシュアル的な概念は、なにもフランスだけに息づいているものではありません。たとえば、江戸の美意識を現わす「粋(すい)」はそれにとても近いものです。成熟した市井に飛び交う意気な言葉に粋な着こなし、整った身ごしらえは身のこなしの潔さがあってこそ美しいもの。「命惜しむな、名こそ惜しめ」は、鎌倉以来800年、日本人の美意識です。

わたくしは、日本人のセンシュアル度はフランス人の後塵を拝しているとは思いません。江戸期に絶頂を極めたという粋の多層的な美意識は、むしろフランスのセンシュアリティよりも心身合一の純度が高いかもしれません。たとえば、粋の地平線においては、ビジネスも(恋愛も!?)敗北のひとときの身のこなしにこそ、男の(むろん女も)勝敗を超越した伊達が現れたりします。

センシュアルをめぐる考察は始まったばかりですが、フィールドワークでは、たくさんの方々にお話を伺いました。読者には、ビジネスの最前線で日々緊張を強いられている方が大勢いらっしゃると思います。次回から、ビジネスの世界にも目を配りつつ、センシュアリティに磨きをかける機会や処方などについて、一緒に考えてまいりましょう。

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